熊本）旅するチョウ今年も飛来 アサギマダラが上天草に
渡りをする「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが、熊本県上天草市大矢野町の維和島に今年も飛来している。
フジバカマの花のまわりを飛び交う姿の見ごろは１１月中旬ごろまでという。
島で観察を続けている山崎勝安さん（６８）によると、毎年春と秋に飛来しており、今シーズンは９月６日に初確認した。自宅の裏山に自生するフジバカマや、山崎さんが自宅裏に植えたフジバカマに集まり、乱舞している。
ただ、飛来数は例年に比べてかなり少ないという。「気候変動でしょう。それしかない」と山崎さん。
アサギマダラは秋に沖縄や台湾まで移動し、春から夏に再び日本列島に渡ってくるとされ、千キロを超す旅を続けるという。（大矢雅弘）
