05月18日 17時36分
熊本県は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが５類に移行して初めて定点把握による感染者数を発表し、今月８日からの１週間では、１医療機関あたりの平均が２.０６人でした。
新型コロナの感染者数は、これまで医療機関からの報告をもとに毎日、全数が発表されていましたが、今月８日に５類に移行したのに伴って、インフルエンザなどと同じように一部の医療機関で定点把握された１週間分の感染者数がまとめて発表されることになりました。
これを受けて、県は１８日、変更後初めて、今月８日から１４日までの１週間の感染状況を発表しました。
それによりますと、県内７９の医療機関から報告があった新たな感染者数は１６３人で、１医療機関あたりの平均は２.０６人でした。
年代別にみますと、１０代が３５人で最も多く、次いで、４０代が２１人、２０代が２０人などとなっています。
県健康危機管理課は「感染のトレンドやピークは定点把握で十分つかむことができる」として、現時点の感染状況については「感染者全体の流れから見ると低いと言うことができるが、緩やかな増加傾向は継続している」と述べました。
その上で、「感染力は依然として季節性インフルエンザよりも高く、引き続き自主的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけました。
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