06月05日 11時38分
熊本市中心部の雑居ビルで、２９歳の女性が殺害されているのが見つかった事件は、５日で発覚から１週間です。
遺体が見つかった７階に入るにはエレベーターや非常階段の鍵が必要なことが関係者への取材で分かりました。
警察は、ビルの実情に詳しい人物が事件に関わっている疑いがあるとみて捜査しています。
先月２９日の夜、熊本市中央区にある雑居ビルの７階の空きテナントで、派遣社員の辰島ありささん（２９）が、全身を大きな布で巻かれた状態で死亡しているのが見つかった事件で、警察は殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
警察などによりますと、遺体が見つかった７階にはかつてカラオケ店が入居していましたが、現在は空きテナントとなっていて、７階に入るには、１階から６階の店舗や住居部分につながるものとは別に、直通のエレベーターか非常階段を使う必要があるということです。
このエレベーターを動かしたり、非常階段からテナント内に入ったりするには通常、それぞれ専用の鍵が必要なことが関係者への取材で新たに分かりました。
ビルの住民によりますと、直通のエレベーターはふだん、ほとんど使われていなかったということで、警察は、ビルの実情に詳しい人物が事件に関わっている疑いがあるとみて捜査しています。
