この慢性的な混雑を解消しようと市交通局が乗り出したのが…
熊本市交通局 課長「これからは新しい車両の導入を考えています。昨年度設計は終わっていて、今年度と来年度で2年かけて2台ずつ製造する予定です」
この新型車両は3両編成で、現在の1~2両編成の車両と比べると乗車定員は1.5倍になります(1台平均73人から112人に増)。
熊本市交通局 課長「朝のラッシュ時に有効に活用して混雑の緩和に務めていきたい」
実は熊本市電。
コロナ禍の影響もあり平日の本数を3年前と比べて230本から207本に減らし、その減らした分を今年から土日祝日の本数増にあてています。
■2020年4月~2023年5月の変化
平日:230本→207本
土曜:210本→229本
日曜祝日:210本→225本
このことについて市交通局は「今年に入り観光客も増え、土日の利用が増えたので増便を行った」と話していました。
そうなると「ラッシュ時に困るじゃないか!」という意見が出てきそうですが…
平日の本数は減っていても、ラッシュ時の本数は減らしていないんです。
既にこれ以上本数を増やすのは物理的に難しい状況です。
全県立高校の『朝課外廃止』、朝課外自体が九州独特の文化なのだそうですが、意外なところに影響が出ています。
*朝課外(あさかがい)・・・主に九州地方の高校で行われている、早朝の「課外授業」のこと。0時限目と生徒たちから呼ばれることも。