熊本市電 延伸巡り議論再開 「一部単線化」案
熊本市議会で一時中断していた熊本市電の延伸を巡る議論が再開しています。28日新たに、延伸部分の一部を「単線」とする案が示されました。
(熊本市移動円滑推進課 木村仁洋課長)
「市電延伸によりまして自家用車から公共交通へのシフト、自動車使用の抑制、渋滞緩和による温室効果ガス排出削減等を図っていきたいと考えています」
熊本市電の延伸計画。区間は健軍町電停から熊本市民病院までのおよそ1.5キロで、朝のピーク時に想定する市民病院から市役所までの所要時間は車で55分に対し、市電では34分。1日2500人の利用者増加を見込んでいます。
28日新たに示されたのは、延伸部分の一部、430メートルの単線化。事業費をおよそ22億円削減できるとしています。
一方、委員からは「ゼロベースで検討するべき」など慎重な意見が相次ぎました。
市は今後、基本設計の修正を重ね、9月定例会で報告する方針です。
2023/06/28のニ