masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

1年でわずか15分!「サンゴ」産卵の瞬間【熊本】



■水洗里恵さん
「7月17日くらいですかね。そこから毎晩行っていました」

■水洗壽男さん
「去年産卵したから今年産卵するという約束は絶対にないので」

 7月21日、天草市牛深町。20年以上天草の海に潜っているダイビングインストラクター、水洗壽男さん、里恵さん夫妻。貴重な海の営みを狙って今年も牛深の海に潜った。
果たして神秘の瞬間は撮影できたのか。

■水洗壽男さん
「でっかいタンクを背負って水中でひたすら待っとく。今回もトータルで70分位(潜り続ける)」

 枝の先についている丸いものがサンゴの卵。水洗さん夫妻は何日も前から海に潜り続け、産卵の時期を見計らっていた。
そしてついに!

 「コエダミドリイシ」というサンゴの産卵の瞬間。産卵時間は1年でわずか15分。水深約5メートルに広がる神秘の世界。

■水洗壽男さん
「365日のうちの15分間なんですね。たまんないですね。去年産卵したから今年産卵するという約束は絶対にないのでそれに出会えたという喜びは年に1度の喜びですね」

 見事撮影に成功した水洗さん。

■水洗壽男さん
「牛深の海は世界に誇れる海です。きらびやかさはないんだけど明らかに生命が息づいているというのを簡単に見ていただける。ぜひ一度足を運んでいただきたい」

 静かに力強く繰り広げられる生命の営み。水洗さんはこれからも天草の海の魅力を発信していく。