秋の登山シーズン前に阿蘇山で登山ルートの点検
09月12日 15時10分
秋の登山シーズンを前に、熊本県の阿蘇山では遭難事故を防ごうと登山ルートの点検が行われました。
この点検作業は秋の登山シーズンを前に阿蘇地域の自治体や警察、消防などでつくる協議会が毎年実施していて、12日はおよそ20人が3つに分かれて阿蘇の杵島岳と烏帽子岳の3つの登山ルートを点検しました。
このうち、草千里から杵島岳の山頂を目指すルートは、阿蘇のカルデラや噴煙を上げる中岳の様子、それに天気が良ければ熊本市や長崎県の島原まで見渡せるということです。
メンバーらは危険な場所がないか写真を撮って確認したり、登山客が道を見失わないようにスプレーやテープで道を示したりしたほか、夏の間に伸びてきた草を刈り登山道が隠れないように整備していました。
阿蘇広域消防本部山岳救助隊の桑野駿作さんは「安全に登山を楽しんでいただけることが確認できました。登山する際はしっかり準備をして臨んでほしい」と話していました。