熊本 阿蘇のススキが見頃 光を浴びて輝く
2023年10月5日 7時16分
一足早く秋が進む熊本県阿蘇市の草原では、ススキの穂が一面に広がり、光を浴びて輝く風景が見られます。
ススキはハギやオミナエシに並ぶ秋の七草の一つで、「尾花」とも呼ばれます。
阿蘇市の外輪山にあたる草原では、9月中頃から伸びてきたススキの穂が、10月に入って見頃を迎え、阿蘇五岳を背景に雄大な景色が楽しめるようになりました。
また、カルデラの中に広がる中央火口丘にもススキの草原が広がり、おわんを伏せたような小さな火山、「米塚」とともに阿蘇らしい秋の風景を楽しむことができます。
日が傾く夕暮れ時には、ススキの穂は一層輝き、黄金色に包まれていました。
阿蘇のススキの見頃は10月いっぱいまでで、冬になると刈り取られ、かやに利用されたり、畜舎で使われる敷きわらに利用されます。
来年の春先になると、草原では野焼きが行われます。