masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

秋の風物詩「焼きアユ」作り始まる 例年より大きめ 熊本県八代市

「焼きアユ」用にアユを素焼きする頼藤商店3代目の頼藤浩さん=13日、八代市

頼藤商店の店先で「焼きアユ」用に素焼きされるアユ=13日、八代市「焼きアユ」用に

素焼きされ、黄金色に仕上がったアユ=13日、八代市

 八代の秋の風物詩「焼きアユ」作りが13日、熊本県八代市萩原町のアユ問屋・頼藤商店で始まり、周囲に香ばしい香りを漂わせた。今年は例年よりも大きめのアユが捕れているという。

 焼きアユは伝統的な高級食材。常温で半年から1年程度保存がきき、雑煮や炊き込みご飯、吸い物のだしにも使われる。産卵のため球磨川や支流の川辺川を下る「落ちアユ」を炭火で焼き、窯で2昼夜乾燥させる。

 今年は温暖な気候が続いた影響で落ちアユが減り、昨年より1週間遅れのスタート。この日は20~35センチの約400匹が炭火で焼かれ、ふっくらとしたアユが黄金色に染まった。3代目の頼藤浩さん(61)は「今年も、地元で捕れたおいしいアユを多くの人に届けたい」と笑顔で話した。

 価格は5匹入り4千~6千円。11月中旬まで約6千匹分を作る予定。(上島諒)