八代地域特産の果物「晩白柚」香港向け輸出の出発式
12月27日 16時43分
熊本県の八代地域の特産の果物「晩白柚」を香港に向けて輸出する出発式が２７日、開かれました。
晩白柚は「世界最大級のかんきつ類」と呼ばれ、大きいものでは重さが２キロを超えます。
八代市と氷川町では、海外での晩白柚の普及拡大を目指して、１０年前から香港への輸出に取り組んでいます。
出発式では、中村博生市長が「ことしも八代の宝である晩白柚を香港へ送り出す日を迎えられて、うれしく思います」とあいさつしました。
箱詰めされたおよそ２１００個の晩白柚は、八代港から船便で香港に届けられ、現地のショッピングモールで来年１月下旬から開催される「晩白柚フェア」で、旧正月の贈答用として販売されることになっています。
晩白柚農家の１人で、「やつしろ晩白柚ブランド推進協議会」の会長を務める福田清和さんは「１０年目を迎えて香港での需要も増え、もっと送ってほしいという声を頂くようになりました。今後は香港だけでなく、いろいろな国に晩白柚を広めていきたいと思っています」と話していました。
