masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

金沢 体育館を一時的な避難所に 高齢者や妊婦の受け入れ始まる


金沢 体育館を一時的な避難所に 高齢者や妊婦の受け入れ始まる
2024年1月8日 20時16分 

 

地震で被災した人たちの避難先が決まるまでの一時的な避難所として、金沢市の体育館では、8日から高齢者や妊婦など配慮が必要な人たちの受け入れが始まることになりました。

石川県は被災した人たちがホテルや旅館などに避難できるようになるまで、金沢市にある「いしかわ総合スポーツセンター」で一時的に受け入れることにしていて、8日から高齢者や妊婦など配慮が必要な被災者とその家族を優先して受け入れを始めます。

受け入れを前に8日午前、馳知事がスポーツセンターのメインアリーナを訪れ、およそ230のテントが設置された避難所の状況を視察しました。

施設では水道や電力などライフラインが整っていて、500人程度を受け入れることができるということで、9日以降、旅館やホテルなど次の避難先への移動を調整するということです。

ただ、8日は雪の影響で被災した地域からの移動が限られるため、本格的な受け入れは9日以降になる見込みだということです。

報道陣の取材に対し、馳知事は必要に応じてこうした施設を増やす考えを示したうえで「災害関連死を何とか防がないといけない。避難所の劣悪な環境を少しでも改善したい」と述べました。

約230のテント設置 シャワー室も
いしかわ総合スポーツセンター」にはおよそ230のテントが設置されています。

テントは4.4平方メートルで、大人2人が使用できる大きさだということで、中には毛布とマットが用意されています。

県によりますと、施設には男女別のシャワー室があり、食事については仕出しやボランティアによる炊き出しを検討しているということです。

日中は石川県医師会などの医師1人が交代で対応にあたり、県看護協会の2人の看護師が24時間体制で避難者の健康状態を確認するということです。

石川県災害医療コーディネーターの阪上学医師は「体調不良が出た場合にすぐに対応できるような態勢をとっています。一次避難所では、脱水や感染症、それにメンタル面の問題もあると思うので、組織的にサポートしていきたい」と話していました。

石川県 2次避難所の相談窓口を開設へ
県によりますと、被災地の避難所などから金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」に一時的に避難した人たちを対象に、ここから旅館やホテルといった2次避難所に移ってもらうため、相談窓口を9日午後、スポーツセンターに開設します。

県が用意した旅館やホテルなどの2次避難所は8日午後2時の時点で県内にあわせて110か所となり、およそ3000人の受け入れが可能だということです。

このほか各自治体が提供する公営住宅などの情報提供を行う窓口も設けることにしています。

馳知事は災害対策本部会議のあと記者団に対して「被災した方々に提供できる旅館やホテル、公営住宅のさらなる確保に努め、上積みを図りたい。寒い中での生活を強いられている被災者に安心して暖かい場所で生活してもらえる環境の整備に全力で取り組みたい」と述べました。

 


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