【被害状況 18日】石川県で232人死亡 21人が安否不明ー2
《富山県》
氷見市と高岡市で46人が避難
富山県内では18日の時点で氷見市と高岡市であわせて46人が避難生活を送っています。氷見市では、断水は解消されましたが、700戸では水が飲めない状態が続いています。
【県外犠牲者】
今回の地震では、石川県輪島市に帰省していた富山市の中学1年の男子生徒と、石川県珠洲市に帰省していた富山市の30代の女性が、住宅の倒壊に巻き込まれて亡くなりました。
【県内けが人】
富山県によりますと、県内で47人がけがをして、このうち3人が重傷です。
市町村別では、
▽富山市で18人、
▽氷見市で9人、
▽黒部市で5人、
▽射水市で4人、
▽高岡市で3人、
▽朝日町で3人、
▽魚津市で2人、
▽小矢部市で2人、
▽砺波市が1人です。
【避難】
避難も続いています。自主避難所を含めて氷見市で26人、高岡市で20人のあわせて46人が避難しています。
住宅被害は3920棟に
住宅への被害は18日午後1時の時点で、氷見市で38棟が全半壊、高岡市で63棟が半壊となるなど、あわせて3920棟で被害が確認され、17日から330棟余り増えました。
市町村別では、
▽高岡市で1078棟、
▽射水市で1009棟、
▽小矢部市で666棟、
▽富山市で621棟、
▽氷見市で205棟、
▽朝日町で64棟、
▽滑川市で62棟、
▽砺波市で47棟、
▽黒部市で43棟、
▽上市町で42棟、
▽入善町で32棟、
▽南砺市で19棟、
▽魚津市で18棟、
▽立山町で14棟で、舟橋村を除く14の市と町で被害が確認されています。
断水は解消も 氷見市では影響続く
18日午前11時の時点で断水はすべて解消されましたが、氷見市の700戸では生活用水として利用できるものの、水が飲めない状態となっています。
氷見市では多くの水道管が壊れたりつなぎ目が外れたりしたため、市内全域のおよそ1万4000戸で断水し、市が復旧作業を進めていました。
市の北部にある中波と脇のおよそ130戸については、水源から離れていることから発生から2週間余り断水が続いていましたが、18日朝にようやく解消されたということです。
およそ700戸については水質の検査ができていないため市はトイレや洗濯などの生活用水として使い、飲み水としての利用はまだ控えてほしいと呼びかけています。
《新潟県》
住宅被害 5340棟に(18日)
新潟県などによりますと、今回の地震で県内では49人がけがをし、新潟市内の小学校に通う児童1人が帰省先の石川県内で被災し、亡くなりました。
18日までに県内で被害が確認された住宅は新潟市を中心にきのうから679棟増えて5340棟となっています。
内訳は全壊が32棟、半壊が809棟、一部破損が4485棟、津波による被害は床下浸水が14棟です。
一方、新潟市に提出された「り災証明書」の交付のための調査の申請は、18日までに8904件に上っています。
けがをした人は少なくとも▽福井県で6人、▽岐阜県で1人となっています。
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