masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

小池真理子:作 赤いコートの女

さて、今朝のラジオ文芸館は小池 真理子:作「赤いコートの女」でした。
私は小池真理子さんの作品はあまり好きでありません。

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就職面接不採用の通知を受けた24歳の女。しかし、その会社の会長がどうしても
彼女に会いたいと接触を試みる。
注文は一つ。「一緒に銀座を歩いて欲しい」というもの。
不審な気持ちを胸にその老人(会長)と落ち合うと、とあるブティックに案内され、
赤いコートを与えられた。
彼女はかつて老人が愛した女性に瓜二つだった。
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会長の秘書から、しかも面接不採用の会社から電話があり、どうしても会いたい
と、ふざけたお話です。
「一緒に銀座を歩いて欲しい」と、その話に乗る女もどうかしてる。
もし、うそで監禁性暴力に会えば、大変です。
まあ、小説の世界ですから、そこまで考えるのはおかしいかな。
おまけに昔の彼女に瓜二つだから、コートを上げると・・・。
そんなコートをよくもらえるものですね。
まるで女は何でももらいたがるみたいです。
女が後で、とあるブティックを探したけど見つけられなかったと。
品のあるブティックとその優雅な女性オーナーのかもし出す雰囲気を出したかった
のか、痩せた会長らしくない会長の隠れた過去の雰囲気を描写したかったのか・・・
コートの隠れた思いいを出したかったのか・・・
老人の愛人のコートを、どんなに良いコートでも着ようとは思いません。
たとえ老人が会長でも、市長でも大臣でも。
夜の銀座を愛人と歩くのが、大人のステータス?
昔はムードコーラスや「銀座の恋の物語」などはやりましたね。