masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

40人以上不明 死亡10人 心肺停止26人


9月29日 18時39分
御嶽山の東側にある長野県木曽町役場には当時登山をしていて連絡が取れなくなっている人が40人以上にのぼるということで、安否を気遣う家族や友人らがあわせて100人以上が集まっています。
木曽町の災害対策本部は登山者の安否の情報を求めて役場を訪れる家族や友人など関係者のために、役場の会議室を開放しています。
町によりますと、当時登山をしていて連絡が取れなくなっている人は40人以上にのぼっているということで、安否を気遣う家族や友人らが長野県をはじめ、神奈川県や千葉県、愛知県、兵庫県などから100人以上が集まっています。
心肺停止の状態で見つかり、きょう新たに8人が搬送されましたが、町によりますと、搬送などのいきさつについては警察が個別に説明し、その後家族が搬送先に確認に行ったということです。
また、警察や自衛隊などによる捜索活動が火山性ガスの濃度が高くなったなどの理由で、中止になったことについては町長が説明したということです。
家族や友人らは噴火に関するテレビのニュースを見ながら硬い表情や疲れた様子で新しい情報を待っていて、町では「心のケア」ができるよう保健師や看護師を常駐させています。
また夜間は集まった人たちが宿泊できるよう公民館など4か所を開放し、情報が入り次第、待機している人たちに最優先で伝えることにしています。

9月29日 18時7分
捜索活動の障害になっている1つが、噴火の影響で発生した「硫化水素」です。
硫化水素は透明な気体で水に溶けやすく、卵の腐ったような臭いが特徴です。
火山活動では、地下にあるマグマに含まれる硫黄と水素が反応して発生する場合などがあるとされています。
厚生労働省によりますと、空気中の濃度が高くなると肺炎や気管支炎などになる可能性があり、最悪の場合、意識障害やけいれんなどが起こって死亡する恐れがあるということです。
今回の捜索で、消防では、作業を中止する目安となる空気中の濃度の基準を5ppmとしていて、検知器で濃度を測定しながら活動を進めています。
きょうは、午前中、陸路で山頂をめざしていた捜索隊が、9合目に到着したとこで、硫化水素の濃度が5ppmを超えたことから捜索を中断して下山しました。
また、午後に入って山頂付近でも急に風向きが変わり、黒っぽい噴煙が流れ込んできたため、これ以上の捜索は危険だと判断して、捜索が中断されました。陸上自衛隊第13普通科連隊の田中浩二3等陸佐は、きょう記者会見で、「火山活動が続き、二次災害による人的被害を抑えることも考えなければならない。
火山性のガスという目に見えない危険な要素もあり厳しい条件だが、救助を必要としている方々の心情を察しながらできるだけ早く山から降ろせるよう力を尽くしたい」と述べました。

9月29日 17時52分
長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火で警察によりますと、山頂付近で新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。
また、心肺停止で搬送された人のうち、新たに6人の死亡が確認され、これで、今回の噴火で死亡したのは10人になり、心肺停止の人は26人となっています。
警察などは、あすも捜索することにしています。
御嶽山の噴火で、警察や消防、それに自衛隊が、けさから捜索活動を進めた結果、警察によりますと、山頂付近で、新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。
また、警察などは、心肺停止になっている人のうち、山頂にある「御嶽神社」付近で倒れていた登山者ら8人を、きょう自衛隊のヘリコプターで山のふもとに搬送しました。
警察が確認を進めた結果、このうち6人の死亡が確認されました。
これで、今回の噴火で死亡したのは10人になり、心肺停止の人は26人となっています。
一方、捜索活動は、硫化水素の濃度が高くなったことなどから、午後1時半ごろ中止しました。
警察によりますと、死亡した人のうち身元が確認されているのは、長野県塩尻市の会社員、林卓司さん、長野県松本市の横田和正さん、名古屋市中村区の会社員、浅井佑介さん、岐阜市の会社員、三浦勇さんのあわせて4人です。
また、長野県側と岐阜県側であわせて63人が重軽傷を負っています。
警察などは、家族などと連絡が取れない人がいることから、あすも、山頂付近での捜索を進めることにしています。