今日は新たに１人が心肺停止の状態でみつかりふもとに搬送されましたが死亡が確認されました。
これで今回の噴火で亡くなったのは５５人になりました。
御嶽山のふもとにある王滝村のグラウンドには午後３時すぎ、山頂付近での捜索を終えた
警察や消防、それに自衛隊員が次々とヘリコプターで戻ってきました。
山頂付近はきょうも雨の影響で火山灰がぬかるんでいて捜索を終えた隊員たちの足はひざ元まで火山灰で泥まみれになっていました。
捜索に参加した甲府地区消防本部の隊員で山梨県大隊の伊藤利夫隊長は「水を含んだ火山灰は固まっていないコンクリートようで足を取られ非常に厳しい現場だった。
きょう行方不明者が１人見つかり成果があったと感じる一方、全員を見つけて家族の元に帰したかったので非常に残念な気持ちだ」と話していました。
また、関東管区機動隊の浅岡真長野中隊長は、「依然として足もとは悪い状態でなかなか先に進まないこともあった。
冬が近づき捜索ができる期間は限られていると思うので、早く全員を見つけ出したい」と話していました。
