きょうも、 熊本県は１３日も広い範囲で夏日となっていて、強い日ざしで気温が上がりました。
午後２時半までの最高気温は、熊本市で２７度４分、人吉市とあさぎり町で２７度３分、益城町で２6度1分、南阿蘇村で２５度７分などと１９ある観測点のうち１６地点で２５度以上の夏日となりました。
きょう未明01時03分頃に震度4の地震がまたありました。
いつも熟睡する一歩手前で起こされました。
各地の震度は次の通りです。
震度４ 宇城市松橋町 宇城市不知火町 熊本西区春日
震度３ 八代市鏡町 宇土市浦田町 嘉島町上島 益城町宮園 熊本美里町 永富 宇城市小川町 宇城市豊野町 山都町下馬尾 氷川町島地 氷川町宮原 熊本南区城南町 熊本南区富合町
写真上は以前の半分程度まで水が戻っている水前寺成趣園の池（１２日午後）、本震後一時は水がなくなり、写真下のように底が露出した（４月１６日午前）
熊本市中央区の水前寺成趣園で、熊本地震後に干上がっていた池の水位が以前の半分程度まで上昇し、名園の趣を取り戻している。
専門家は雨の影響による可能性も考慮し、“復活宣言”には慎重だが、同園関係者は「希望が見えた」と胸をなで下ろしている。
管理する出水神社によると、４月１６日未明の本震後、池の水が消え、大部分で底が露出した。
ただその後、徐々に水位が上昇し、５月１２日現在は以前の半分程度まで戻り、底の露出部分は大幅に減少した。
現地を訪ねた熊本大大学院の嶋田純特任教授は「地震前後のデータに乏しく推測にすぎないが、最近は雨が多かったため、地下水の水位が上がって水がたまった可能性もある」と指摘、「池が復活したと判断するのはまだ早い」と話す。
同園は本震後に閉園が続いていたが、１６日から再開、３１日まで無料開放する。
同神社の上村秋生事務局長は「地震後は大きな喪失感に包まれていたが、池の水が戻ってきて希望が見えた。
熊本城が甚大な被害を受けた分、成趣園が熊本観光を盛り上げなければ」と力を込めた。（高見伸）
