02月05日 18時07分
熊本県天草市で、海に張った網で養殖された「アオサ」の収穫が始まりました。
アオサは、海藻の一種で「ヒトエグサ」とも呼ばれ、吸い物やつくだ煮などに使われます。
八代海に面した天草市新和町の遠浅の浜では、養殖用の網が広がり網には鮮やかな緑色に育ったアオサがびっしりと付いています。
アオサの養殖と加工を手がける松岡邦安さんは、５日から今シーズンの収穫を始めました。
松岡さんは、家族や従業員と一緒に漁船に積んだ専用の機械で、長さ２０メートル、幅１.８メートルの網を巻き上げながらアオサを収穫していました。
ことしは、先月上旬の冷え込みでアオサの生育に適した海水温に下がったことから、品質のいいアオサに育っているということです。
松岡さんは「色も緑が濃く、香りもよく仕上がっていて、どこにも負けないアオサだと思います。
磯の香りを楽しんでほしい」と話していました。
収穫を終えた網は再び海に張られ、５月中旬まで収穫が続くということです。
