masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城 戌亥櫓・馬具櫓来年度解体復旧へ

熊本城 戌亥櫓・馬具櫓来年度解体復旧へ もう一つの奇跡の一本石垣
2021年3月30日 18:16 現在

「後ろに見えるのが戌亥櫓です。大きく崩れた石垣。その中でわずかに残った石のみで5年間櫓は支えられてきました」(記者)

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熊本地震から間もなく5年。
熊本城には、もう一つの奇跡の一本石垣が存在します。
それが戌亥櫓。
加藤神社から二の丸広場に向かう途中にあり、角の石垣が残って倒壊を免れました。
崩れた石垣の隙間から伸びる草木が、5年の歳月を感じさせます。

戌亥櫓を見た観光客は、、、「びっくりですね。良く残ってるなと改めてビデオ撮りながら思いました」(福岡から)
「石垣が崩れても見事に立ってるので神秘的なものを感じました」(宮城から)
この櫓ですが、壁にひびが入ったり、櫓全体にゆがみが出たりするなどの被害が確認されていて、行幸橋近くに位置する馬具櫓と共に一度解体され復旧されることが決まりました。
復旧には可能な限り現在の部材が再利用される予定で、再建までに10年から15年かかる予定です。
また、国の重要文化財に指定されている七間櫓と田子櫓は、調査の結果元に戻すのは不可能だと判断され今後、解体方法が検討されます。
一方、すでに復旧工事が完了した天守閣には、車いす利用者が使用できるエレベーターが設置され、最新の耐震・制震構造も備えています。
内部の公開は来月26日からの予定です。