08月31日 12時10分
梨の生産が盛んな荒尾市で、「あきづき」という品種の収穫と出荷が始まりました。
荒尾市は７４軒の梨農家がある県内有数の梨の産地で、２９日から、甘みが強くやわらかい果肉が特徴の
「あきづき」という品種の収穫と出荷が始まっています。
荒尾市野原の倉本俊示さん（５５）の広さ７０アールの農園では３１日、朝から、袋がかかった梨の実の
大きさを確認しながら、１つひとつていねいにもぎ取り、表面に傷がないかなどを確かめながら箱詰めしていました。
ＪＡによりますと、ことしは、梨の花が開花した３月下旬に暖かく安定した天候が続き、授粉が順調に
進んだため、玉太りや色つや、それに甘さともに申し分なく、上々の出来だということです。
倉本さんは「長雨で玉太りがよく、去年より大玉の梨ができています。頑張って育てているので、みなさんに
食べてもらいたい」と話していました。
梨の収穫は、品種を変えながら１０月下旬まで続き、今シーズンは例年より２割ほど多い、およそ３５００トンが
全国に出荷されるということです。
