masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

東京・埼玉震度5強-2

8日朝 都心へ向かう鉄道走る3県の駅で人の数増

 
 
一方、8日朝になると都心へと向かう鉄道が走る3県の駅で人の数が増えました。

入場規制が行われたりダイヤが乱れたりした影響と見られます。

駅周辺のデータをみると前の週の同じ時間帯と比べて
▽大宮駅付近では午前8時台に49%
西川口駅付近では午前9時台に38%
船橋駅付近では午前8時台に32%
横浜駅付近では午前8時台に28%、それぞれ増加していました。

タクシー事業者 コロナ禍で稼働台数7割程度に

 
今回の地震で、国土交通省は駅前にタクシーを待つ人の列ができていることを確認し、8日未明に「全国ハイヤー・タクシー連合会」などを通じて東京や千葉県、神奈川県、埼玉県のタクシー事業者に対し、駅にタクシーをできるだけ配車するよう要請しました。

事業者も対応を急いだものの、東京ハイヤー・タクシー協会によりますと、非番の運転手を手配し台数を増やすのは難しい上に、新型コロナウイルスの影響で夜間の人手が少なく、タクシーの稼働台数はコロナ禍の前と比べて7割程度と慢性的に台数に限りがある状態で、要請に迅速に対応するのは難しかったということです。

都内大手タクシー会社 午前3時ごろまで空車なし

 
都内の大手のタクシー会社でも地震により帰宅できない人からの予約が相次ぎ、当時稼働していたタクシーおよそ4500台が8日午前3時ごろまで空車がなくなる状態で、8日朝までの24時間の配車件数は通常の1.5倍となるおよそ3万件に上ったということです。

予約の電話が入っても手配できる空車がなく断ったケースも相次いだということで、担当者は「乗務員は利用者を自宅に送り届けて休むことなくまた迎えに行くことの繰り返しで大変だったと思う」と話していました。

駅前の帰宅困難者 なぜ鉄道会社は受け入れなかった?

 
JR東日本によりますと、今回の地震により多くの路線で運転の見合わせが続く中、電車に乗っていた人や駅で電車を待っていた人たちが電車内や駅の構内で待機していた一方、駅前などにいた帰宅困難者を駅の構内に受け入れる対応は取らなかったということです。

理由については、私鉄が運転を再開していたことや、順番待ちの列はできていたもののタクシーが利用できる状態だったこと、運転見合わせが翌日も長時間続く状況ではなかったことなどから、駅前に帰宅困難者があふれるような状態にはならないと判断したからだとしています。

東京都 鉄道各社に駅を避難場所にするよう要請せず

また、国土交通省鉄道局によりますと、帰宅困難者が一時的に駅に避難できるようにする場合は、鉄道事業者だけの判断ではなく自治体からの要請に基づいて行っているということで、今回の地震で東京都は鉄道各社に対し駅を避難場所にするよう要請しなかったということです。

シェアサイクルを緊急の帰宅手段にする人も

今回の地震で首都圏の鉄道各線が運転を見合わせたあと、東京都心では、共同で利用する自転車「シェアサイクル」を使う人が急増しました。
「シェアサイクル」は自治体や企業などが都市部や観光地を中心に設置している、有料、または無料で誰でも使うことのできる共有の自転車です。

全国でシェアサイクルのサービスを展開する「ドコモ・バイクシェア」によりますと、7日夜、東京と埼玉で震度5強の揺れを観測した地震が起きたあと、東京の千代田区や港区、中央区などの都心部にある「ポート」と呼ばれる自転車の設置場所で利用者が急増したということです。