熊本日日新聞 | 2022年02月03日 06:15
厳しい冷え込みの中、スプリンクラーからの散水で凍り付いた茶畑＝２日午前８時１５分ごろ、菊池市旭志
２月に入っても厳しい冷え込みが続く熊本県内。菊池市旭志の中山繁雄さん（６７）の茶畑では、茶葉を凍らせて霜の害などから守るための散水が続く。
同市の最低気温が氷点下４・８度を記録した２日は、凍った茶葉が朝日を浴びてあめ細工をまとったように輝き、氷のアートを作り出していた。
散水しているのは、寒さに弱い品種「さえみどり」を栽培する３０アール。
茶葉を氷に閉じ込めることで零度前後に保つことができ、「極端な低温にさらされることを防ぎ、風の害からも守ることができる」という。
気温が氷点下になると自動的にスプリンクラーが作動する仕組みで、１０年ほど前に導入した。
熊本地方気象台によると、寒気の流れ込みで来週前半にかけて平年より気温の低い傾向が続く見込み。（石本智）
厳しい冷え込みの中、スプリンクラーからの散水で凍り付いた茶畑＝２日午前９時５分ごろ、菊池市
