masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

人吉市 天井にびっしり100羽超

ツバメ集まる「つばめタクシー」 人吉市 天井にびっしり100羽超、従業員ら「縁起良い」
熊本日日新聞 | 2022年02月25日 06:28

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つばめタクシーの駐車スペースの天井付近に居ついているツバメの群れ=人吉市
つばめタクシー本社。140羽を超すツバメが駐車スペースの1階天井に居ついている=人吉市
看板の社名を見て、やってきた!? 熊本県人吉市中青井町のタクシー会社「つばめタクシー」に、100羽超のツバメが居ついている。
北から渡ってきて越冬しているとみられ、従業員らは「縁起が良い」とほほ笑ましく見守っている。
熊日の「SNSこちら編集局」に情報が寄せられ、同社を訪ねた。同社は1階が駐車スペース、2階が事務所で、ツバメは1階天井付近の鉄骨の梁[はり]やワイヤにびっしり止まっていた。
夜はじっと過ごし、朝になると飛び立ち、夕方に戻ってくるという。
人吉市街地は2020年7月の豪雨で浸水被害を受けた。同社も被災し、昨年11月、駐車スペースの天井や壁を塗装した。その後、ツバメが集まり始めたという。
「周りの建物が被災して解体され、居場所がなくなったのだろうか」と北昌二郎社長(62)。
日本野鳥の会支部長の田中忠さん(65)=熊本市=によると、夏鳥であるツバメは3~10月ごろ、日本で繁殖。冬は東南アジアで過ごし、県内で越冬するケースは珍しい。これまでも巣が作られたことがある同社も、冬に集まるのは初めて。
同社のツバメが140羽以上いることを確認した田中さんは「北のどこから来たかは分からないが、比較的温かく、風雨をしのげるのでこの場所を選んだのだろう。餌場の球磨川にもほど近い。3月には北に帰っていく」と分析する。
同社は1927年に「つばめ自動車商会」として創業、52年に「つばめタクシー」に社名変更した。
運転手の山北一郎さん(63)は「ツバメはきっと看板を見て“我が家”と思って来たんだろう」とニッコリ。
北社長は、ふんで汚れるため駐車できない状況に苦笑いしつつ、「会社に幸運をもたらしてくれるかも」と家族のように見守っている。(中村勝洋)

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