熊本日日新聞 | 2022年03月07日 06:27
動画配信サイトで公開されている「そらふねの桟橋」で撮影された３６０度のＶＲ動画
熊本県の阿蘇郡市７市町村と山都町、大分県竹田市、宮崎県高千穂町の観光団体や行政などでつくる「阿蘇くじゅう高千穂デザイン会議」は２月から、阿蘇北外輪山の風景やトロッコ列車といった各市町村の観光地２２カ所を、３６０度カメラで撮影したＶＲ（仮想現実）動画の公開を始めた。
広く知られていない観光地を動画で紹介し、新型コロナウイルス感染収束後の誘客につなげようと企画。
高森町を拠点に活動する「０９６ｋ（オクロック）熊本歌劇団」のメンバー６人が案内役を務めている。
阿蘇市西小園の展望所「そらふねの桟橋」では北外輪山中腹から望む雲海を、南阿蘇鉄道（高森町、南阿蘇村）ではトロッコ列車の車窓からの風景を、上下左右に視点を変えながら視聴できる。
温泉地や水源、四輪バギー体験などの動画もある。阿蘇地域振興デザインセンターのホームページ内の特設サイトなどから見ることができる。（植山茂）
