masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

宮城・福島で震度6強 被害状況

16日午後11時36分ごろ、宮城県福島県震度6強の揺れを観測する地震がありました。この地震気象庁は、宮城県福島県の沿岸に津波注意報を発表しましたが、17日午前5時に解除しました。
地震による被害状況や影響などを随時お伝えします。

 

国宝 重要文化財など5件の被害 宮城

文化庁によりますと、地震の影響で仙台市青葉区仙台城跡のほか国宝や重要文化財など宮城県で合わせて5件の被害が確認されたということです。

文化庁が17日午後6時半時点で各地の文化財の被害情報をまとめたところ
仙台市青葉区の「仙台城跡」の石垣の崩落のほか
▽松島町では国宝の「瑞巌寺本堂」のしっくい壁の破損などが報告されました。

また
▽国の重要文化財に指定されている村田町の「旧大沼家住宅」などいずれも宮城県内で合わせて5件の被害が確認されたということです。

“電気復旧後に燃え広がった”住宅全焼 通電火災か

17日未明、千葉県市川市地震の影響による停電からの復旧直後に住宅1棟が全焼する火事がありました。住人は「電気が復旧した後に火が燃え広がった」などと話しているということです。警察や消防は停電の復旧に伴って地震の揺れで倒れた電気器具や損傷した配線から火が出る「通電火災」の可能性も含めて原因を調べています。

宮城 登米 酒造会社で出荷前の酒瓶割れる

宮城県登米市石越町で100年以上続く酒造会社「石越醸造」では、地震の揺れで出荷前のお酒が入った瓶が割れたり瓶が入ったケースが倒れたりしました。会社では、18日の営業再開に向けて準備を進めているということですが、出荷先の業者も地震の被害にあっていて、商品の出荷や配送などにも影響が出ているということです。佐藤宏社長は「東日本大震災のときも被害にあい苦労しましたが、お酒の被害がまた出てしまったということで大変困ったなという気持ちです」と話していました。

【19:00】3人死亡 少なくとも225人けが

NHK自治体への取材をもとにまとめたところ、これまでに宮城県で2人、福島県で1人のあわせて3人が死亡しました。また、少なくとも合わせて225人がけがをしているということです。このうち宮城県福島県では、各地の消防などに取材したところ、17日午後7時の時点で、少なくとも宮城県で104人、福島県で91人がけがをしました。

コンビニなど 一時休業余儀なくされる

宮城県福島県などでは商品が落下したり停電したりした影響で、セブン‐イレブン・ジャパンがおよそ80店舗、ファミリーマートがおよそ190店舗、ローソンがおよそ40店舗、一時休業となりました。現在、ファミリーマートはすべての店舗で営業を再開したほか、セブン‐イレブンとローソンは多くの店舗で営業を再開しているということです。

大手スーパーのうちイオンは、店のスプリンクラーが壊れるなどしたため、宮城県福島県では一部の店舗が全館休業となったほか、食品売り場のみ営業する店舗もありました。イトーヨーカドーは、店舗の安全確認のため、福島県の郡山店では食品など一部の売り場のみの営業としました。

東北財務局と日銀 “被災者に適切に対応を”金融機関に要請

東北財務局と日銀は、災害救助法が適用された宮城県福島県の被災者に適切に対応するよう各金融機関に要請しました。このうち銀行や信用金庫それに信用組合に対しては、被災した人が預金通帳がない場合や印鑑をない場合でも、運転免許証や健康保険証などで本人確認ができれば預貯金の払い戻しに応じることや、個別の事情を踏まえて期限前でも定期預金などの払い戻しに応じることなどを求めています。

福島 南相馬 断水が地域医療に影響 救急以外の診察取りやめも

福島県南相馬市の鹿島区では、断水で地域の医療に影響が出ています。鹿島厚生病院では、停電は17日午前中に解消されたものの断水は17日午後も続いています。
給水車は確保できましたが、病院のタンクには1日に必要な水の量をためられないということで、衛生面の不安が残るなどとして、17日と18日は救急患者以外の診察を取りやめました。

【18:00】3人死亡 少なくとも222人けが

NHK自治体への取材をもとにまとめたところ、これまでに宮城県で2人、福島県で1人のあわせて3人が死亡しました。また、少なくともあわせて222人がけがをしているということです。このうち宮城県福島県では、各地の消防などに取材したところ、17日午後6時の時点で、少なくとも宮城県で102人、福島県で90人がけがをしました。

福島 新地町 港の大型クレーン2基折れる

 
福島県新地町にある相馬港のふ頭では、船が運んできた石炭を陸揚げするために使われる「揚炭機」と呼ばれる大型クレーン2基が折れました。クレーンは高さおよそ40メートルで、真ん中付近の20メートルほどの高さの場所でアームが折れ曲がり、石炭をつかむ部分が地面に落ちていました。

東電 福島第一原発1号機の内部調査中断

東京電力は、福島第一原子力発電所1号機で先月から始めた格納容器の内部の調査を中断しています。16日までに撮影できた映像をまとめて、17日公開するとしていましたが、地震への対応を優先するため、映像の公開も延期することにしました。

福島 医療機関で停電・断水 人工透析できず転院も

 
厚生労働省のまとめによりますと、午後1時現在、福島県の病院では停電が3か所、断水が5か所で起きていて、自家発電機や貯水槽の水を使って対応しているということです。相馬市の「公立相馬総合病院」では停電や装置の故障で人工透析ができなくなっているということで、透析が必要な患者17人は別の病院に移して対応しているということです。
宮城県内の医療機関の停電や断水は、これまでにすべて解消されたということです。

ゲームセンターの天井・壁が崩れる 宮城 登米

 
宮城県登米市にあるイオンタウン佐沼で館内の天井や壁の一部が崩れる被害がありました。ゲームセンターの壁が入り口をふさぐように数メートルにわたって崩れ、地面には破片が散乱しました。
イオンタウン佐沼は地震に伴って臨時休業しています。

日本製紙 宮城県内2工場で稼働停止

大手製紙メーカーの日本製紙地震の影響で、宮城県内の2つの工場で稼働を停止しています。稼働を停止しているのは、雑誌や書籍向けなどの紙を生産している石巻市の工場と、新聞用紙などを生産している岩沼市の工場です。会社では被害の状況を詳しく確認するとともに、設備の点検を進めています

福島 南相馬 住民にブルーシート配布 18日は天気崩れる予想

福島県南相馬市では、屋根瓦が落ちるなどした住民のために無料でブルーシートが配られました。18日は天気が崩れると予想されていることもあって、多くの人が受け取りに訪れました。また、住宅地では安全に気をつけながらブルーシートで屋根や窓を覆う作業にあたる人の姿があちこちで見られました。

学生1人けが 全国500余の学校で施設被害

文部科学省が17日午後5時時点の地震の影響による学校関係の被害をまとめたところ、山形県の大学の学生1人が軽いけがをしたほか500余りの学校で窓ガラスが割れるといった被害が出ているということです。

文部科学省によりますと、各地の教育委員会などから寄せられた報告では山形県内の国立大学の学生1人が研究室から避難する際に軽いけがをしたということです。また国公私立の幼稚園や小中学校、それに高校や大学などで外壁にひびが入ったり窓ガラスが破損したりした施設の被害は宮城県で368校、岩手県で66校、福島県で29校、茨城県で22校、栃木県で10校、東京都と千葉県で4校、神奈川県で3校、山形県群馬県、埼玉県、それに山梨県でそれぞれ2校、全国で514校に上りました。
休園や休校を決めたのは宮城県で373校、福島県で356校、山形県で7校、岩手県で4校などと740校に上りました。

断水 高齢者施設が水確保に追われる 福島 相馬

福島県相馬市では午後になっても広い範囲で断水が続いていて、高齢者介護施設「ベテランズサークル」では、利用者などがトイレで使う水を施設内に運び入れる作業に職員が追われていました。施設には100人を超える利用者がいるため、水が出ない間はこうした作業を続ける必要があるということです。

【15:30】宮城・福島の東北道 通行可能に

 
宮城県警察本部によりますと、地震のため通行止めとなっていた東北自動車道の白石インターチェンジ福島県の国見インターチェンジの間の下り線は、午後3時半に通行止めが解除されました。
これで宮城県福島県内の東北自動車道は、全線で通行ができるようになりました。

宮城 亘理町 農業用ハウスが“液状化”の被害