masami71の日記

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熊本城「飯田丸五階櫓」と「馬具櫓」 石垣の復旧工事始まる

熊本城「飯田丸五階櫓」と「馬具櫓」 石垣の復旧工事始まる
熊本日日新聞 | 2022年10月4日 06:30

報道公開された飯田丸五階櫓台の石垣積み直し作業。
下層は復旧作業を終えた要人櫓台の石垣=3日午後、熊本市中央区の熊本城(谷川剛)
熊本地震で被災した熊本城の飯田丸五階櫓[やぐら]台石垣の積み直し工事と、馬具櫓台石垣の崩落した

石材回収作業が3日、始まった。同日、熊本市熊本城総合事務所が報道陣に復旧工事を公開した。
飯田丸五階櫓は、地震で石垣が崩落するなど大きな被害を受けたが、角の石12個が柱のように残って櫓を支えたため、「1本石垣」と呼ばれていた。
2019年までに解体を終え、その下層に当たる要人櫓台の石垣はすでに復旧工事を終えている。

同日公開された飯田丸五階櫓台の復旧工事現場では、裏ぐり石(詰めた石)と石垣の積み直しを開始。
回収して保管していた重さ約300キロ~1トンの石材をクレーン車で持ち上げ、一つずつ積んでいった。
同事務所によると、一部修復したものや新しい石材も使用しながら、来年2月末までに約1700石を積み直す予定という。

馬具櫓と近くの備前堀では、崩落した石垣(計約410平方メートル)の石材の大きさや位置などを記録しながらクレーン車で回収を始めた。
回収した石材は、仮置き場に置かれ保管。年内に計約1200個すべてを回収する予定という。
それぞれ作業が終わり次第、飯田丸五階櫓は建物の設計に、馬具櫓は石垣を積み直すための設計に入るという。(鬼束実里)