masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

県立高校で長年行われてきた補習「朝課外」4月から廃止に

 


03月08日 20時15分

県立高校で長年、続いてきた朝に行われる補習、いわゆる「朝課外」について、県教育委員会は、生徒の主体的な学びを促し、生徒や教員の負担を減らすためとして、来月、4月からすべての高校で廃止することを決めました。
教育委員会によりますと、「朝課外」は、教育課程に含まれない任意の補習で、熊本県のほか、福岡県や長崎県など九州の高校で長年続いてきました。
県内の県立高校で今年度、「朝課外」を行っているのはおよそ半数にあたる26校で、生徒たちは朝7時半ごろから40分から50分間、問題に取り組み、その後、教員が解説します。
県教委によりますと「朝課外」は参加が事実上、強制となっていて、生徒の睡眠時間の確保や保護者の送迎の負担などが問題視され、おととし11月から見直しに向けた検討が進められてきました。
その結果、県教育委員会は新しい学習指導要領が重視する生徒の主体的な学びを促し、生徒や保護者それに教員の負担を軽減するために、来月、4月からすべての高校で「朝課外」を廃止することを決めました。
教育委員会は「朝課外を廃止することで『子どもの学力低下が心配だ』という意見もあったが、朝課外の負担が減った分、授業の内容を充実させ、生徒が自主的に学習に取り組めるように工夫していく」と話しています。