masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

太陽光発電所抑制 阿蘇くじゅう国立公園の範囲見直す 環境省


04月25日 11時27分

熊本県阿蘇地域に広がる草原地帯の景観に影響を及ぼすような大規模な太陽光発電所の設置を抑制しようと、環境省が「阿蘇くじゅう国立公園」の範囲の見直しを進めていることが分かりました。
阿蘇くじゅう国立公園」は、熊本県大分県にまたがる合わせておよそ7万3000ヘクタールに火山や草原などが広がる地域で、自然や景観を保護するため、公園内では開発が規制されています。
環境省によりますと、近年、公園に含まれていない阿蘇地域周辺の一部の草原地帯で大規模な太陽光発電所の開発が相次いでいることが分かり、環境省は今後の開発を抑制し景観の維持を図ろうと、公園の範囲の拡大や
見直しを進めているということです。

また国立公園に指定されると、草原の維持に欠かせない「野焼き」に必要な道路の整備などを国が行えるようになるため、地元の負担軽減につながることも期待されるとしています。
環境省は公園の範囲の見直しについて、すでに地元の自治体や草原を管理する組合への説明を始めていて、来年度までに内容を固める方針だということです。
阿蘇くじゅう国立公園管理事務所は「大規模な開発は、この地域の景観と相いれないという地元の意見もあり、公園の周辺地域も含めて景観を維持できるよう、スピード感を持って対応したい」と話しています。