masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇にメガソーラー次々、狙われる草原 放牧廃れ

阿蘇にメガソーラー次々、狙われる草原 放牧廃れ…「景観では1円にもならない」

本県の阿蘇山を背景に、草原に大規模太陽光発電所(メガソーラー)のパネルが延々と連なっていた。
阿蘇地域は国内最大級の草原地帯。外輪山南側の山都町で、約119ヘクタール(福岡ペイペイドーム17個分)に広がるパネル約20万枚に、太陽光が照り返る。

九州最大級のメガソーラーで、2022年9月に稼働し、出力約8万キロワット。
九州電力川内原発1基の約1割に匹敵する規模だ。
もともとは隣接する高森町の住民約30人が共同所有し、牛を放牧する「牧野」だった。

阿蘇の草原、30年で4分の1減少
「説明会が開かれ、売買は円満に進んだ」。共同所有者だった70代男性はこう振り返る。
かつては農耕用として各戸が牛数頭を飼った。繁殖子牛を売った収入もあったが、農機具の機械化が進み、徐々に飼育されなくなった。草原を維持する野焼きも10年ほど前から行われていない。
男性たちを含め合計三つの牧野組合が土地を売却した。...