masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本・荒尾干潟、夕日の名所に

熊本・荒尾干潟、夕日の名所に SNSで人気急上昇 多い日は海岸で200人観賞

ラムサール条約登録湿地の荒尾干潟(熊本県荒尾市)が、夕日の観賞スポットとして人気を集めている。

交流サイト(SNS)や旅行雑誌などで紹介され、県内外の知名度が向上。
夕暮れ時には多くの人々が写真を撮る姿が見られる。
荒尾干潟は南北約9キロ。大潮の日は沖合3キロまで潮が引き、干潟にできた水たまりに夕日が反射しオレンジ色と黒のコントラストを描く。
海岸への乗り入れもしやすく、潮位に関係なく夕暮れの風景を楽しみに足を運ぶ人が絶えない。

14日、海岸では夕日をバックに友達同士で写真を撮りあったり、愛車を撮影したりする人の姿が見られた。
バイクで訪れた公務員の男性(21)=福岡県大牟田市=は「インスタグラムやグーグルマップに載った写真で知り、初めて来た。いい写真を撮って帰りたい」と話した。

荒尾干潟水鳥・湿地センター前の海岸で夕日を見る人々=荒尾市
干潟観察の拠点となる荒尾干潟水鳥・湿地センターの林弘美さん(49)=同市=は2019年の開所直後から夕暮れの風景の撮影を始めた。
写真を個人のインスタグラムやセンターの公式フェイスブック(FB)に投稿を続ける。

林さんは「海岸全体が西向きで年間通して夕日が見られる。特にきれいな時季は夏から秋にかけて」と解説。
一方、「春はかすみや黄砂、梅雨時は天候不良で1カ月満足に撮れないことがある」という。
同センターによると、開所当時は夕日目当てで海岸を訪れる人はほとんどいなかった。
しかし、最近は問い合わせが増え、多い時には海岸に約200人が集まるようになった。
林さんは「夕日を見に来る人が増えるのはうれしい。ごみの放置や車の騒音などの苦情もなく、マナーが保たれているのもありがたい」。
同センターは自然観察の参考に満潮干潮や日没の時刻を掲示板や公式FBで情報提供。
「夕日の観賞にも役立ててほしい」としている。(大倉尚隆)