国土交通省は30日、熊本県内で交付するくまモン柄の地方版図柄入りナンバープレートの普及率(2022年度末時点)が、全国41地域中2位だったとして表彰した。上位5地域が表彰対象で、1位は山梨県の「富士山」ナンバーだった。
くまモン柄は、地域・観光振興を目的として18年に始まった地方版の第1弾。申請件数ベースでは4万4697件(22年度末時点)で全国トップだが、普及率は熊本2・81%、富士山4・04%となっている。交付地域が山梨県の一部自治体に限られる富士山の方が、普及率算定の母数となる保有台数が少ないため。
同省であった表彰式に出席した熊本県東京事務所の三牧芳浩所長は「くまモンが富士山に負けない知名度と思うと、非常に光栄。県内の観光地を訪れてもらえるきっかけになればうれしい」と話した。
20年には第2弾として17地域が追加されており、この日は四神の朱雀[すざく]をモチーフにした奈良県の「飛鳥」など第2弾の上位5位も表彰された。(中尾有希)