masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

南阿蘇鉄道 昨年度の利用者数 熊本地震後の7年間で最多に

 

07月06日 11時43分

熊本地震で被災し、一部の区間での運行が続く南阿蘇鉄道の昨年度の利用者の数は、新型コロナの水際対策の緩和などによって、地震後の7年間で最も多くなったことがわかりました。

南阿蘇鉄道は7年前の熊本地震で被災し、一部の区間での運行が続いていて、会社によりますと、昨年度、列車を利用した人の数は、前の年のおよそ1.8倍にあたる8万1500人余りで、収入も3900万円余りと、およそ1.7倍増加しました。

いずれも、熊本地震のあった2016年度以降で最も多くなったということです。

理由について、南阿蘇鉄道では、新型コロナの水際対策の緩和で外国人観光客の利用が増加したことや、観光トロッコ列車が運行する休日に天候のよい日が多かったことなどを挙げています。

また、昨年度の決算は、災害復旧の補助金を計上するなどしたことから7期ぶりに黒字となった一方、鉄道事業に限ると、収支は6800万円余りの赤字となりました。

南阿蘇鉄道の草村大成社長は「昨年度の実績は、南阿蘇鉄道に対する期待やファンの思いが現れたものだと感じる。全線で運転が再開する来月15日まで、事故のない運行を続け、よいスタートを切りたい」と話していました。
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