熊本地震から６年９か月。被災して通行できなくなっていた南阿蘇鉄道の運休区間に車両の姿が戻って来た！
夏の全線復旧に向けて試運転が始まっている。
南阿蘇村の中松駅を出発する南阿蘇鉄道の新しい車両。
向かった先は熊本地震以来、運休となっている立野駅方面だ。
■ＫＫＴ緒方大樹記者
「熊本地震以来運休している区間にある長陽駅に、いま南阿蘇鉄道の列車が入ってきました」
全線復旧に向けて１月中旬に始まった運休区間での試運転。
３１日は線路や踏切の動作確認のため、中松－長陽間を５往復した。
■沿線に住む女性
「やっと戻ってきたかなという感じ。（電車の）音がするのが地震前の音が懐かしいです」
「電車の音を聞くだけでも元気になる気がします」
２０１６年の熊本地震で橋や沿線に大きな被害を受けた南阿蘇鉄道。
３１日の試運転は立野の１つ手前の長陽駅までだったが、完全復旧がすぐ近くまで見えてきた。
■鉄道ファン
「早く全線開通して昔の活気を取り戻してほしいです」
■沿線に住む女性
「今年の夏からちゃんと通ると言われていて、生きている間に通ると思って嬉しいなと思います」
全線開通への期待が高まるのは乗客だけではない。
■運転手・山本英明さん
「久しぶりに懐かしい風景。６年前の風景を思い出しながらやっとここまで来たのかと考えながら運転していました。着々とひとつずつ確実に準備を進めて全線復旧の時には皆さまをたくさん迎えられるように頑張りたいなと思います」
夏の全線開通まであと一
