熊本県内、4地点で今年初の猛暑日 甲佐町35・7度 熱中症疑いで21人搬送
平成中央公園で水遊びを楽しむ子どもたち＝16日午後、熊本市南区（林田賢一郎）
熊本県内は16日、高気圧に覆われて気温が上昇し、甲佐町の最高気温が35・7度になるなど18観測地点のうち4地点で35度以上の「猛暑日」を記録した。
ほかは宇城市と上天草市の35・6度、熊本市の35・3度で、甲佐町を含む4地点とも今年初の猛暑日。今年の最高気温の更新は18地点中15地点に上った。
熊本市南区の平成中央公園の親水施設では、子どもたちが水遊びする姿が見られた。いとこ7人で訪れた麻生田小5年と6年の男子児童は「ちょっとは涼しくなったけど、やっぱり暑い」と歓声を上げていた。
県内12消防本部によると、16日は熱中症の疑いで21人（中等症16、軽症4、不明1）を救急搬送。益城町のビニールハウスから帰宅した60代女性など、屋外での作業に伴う体調悪化が多かった。県内には熱中症警戒アラートが発表されていた。
熊本地方気象台の予想では、県内は17日も高気圧に覆われるものの、強い日射や暖かく湿った空気の影響で次第に曇となり、雷雨の所もある。（後藤幸樹、丸山伸太郎）
