「中九州横断道路」と「熊本西環状道路」つなぐ連絡ルート案を説明 国交省と県 合志市ー熊本市北区の3・9キロ区間
熊本日日新聞 | 2023年9月13日 21:18
国土交通省と熊本県は13日、地域高規格道路の「中九州横断道路」と「熊本西環状道路」をつなぐ合志市─熊本市北区の約3・9キロ区間について、ルート案を明らかにした。同日、合志市であった住民向けの説明会で示した。
同省熊本河川国道事務所と県によると、同区間は中九州横断道路の一部で、熊本北ジャンクション（JCT）＝北区大鳥居町、合志市野々島＝と、熊本西環状道路の下硯川インターチェンジ（IC）＝北区下硯川町＝を結ぶ。
自動車専用道路の4車線で、幅員は20・5メートル。熊本北JCTに県道熊本菊鹿線から出入りできるICを追加する。説明会で県都市計画課は、整備効果を「工業生産拠点への速達性向上や交通渋滞緩和が期待できる」と説明した。
出席した住民からは「計画案では熊本北に造るICの出入り口が合志市道とクランクになっている。市道とつなげて十字交差点にした方が渋滞緩和につながる」との意見が出た。
県は11月から、ルートを含む都市計画案の縦覧を開始。都市計画決定や道路完成の時期は未定とした。説明会は14、15、21日に熊本市の北部公民館でも開く。（豊田宏美）
関連記事
合志市の人口、2029年に7万人超に 市が推計公表 宅地開発などで転入者増
TSMC進出でインフラ整備に1140億円 熊本県、今後10年間の道路整備や水対策
九州横断2道路の早期全線開通を 熊本など3県知事が国へ要望
「中九州横断道路」整備加速へ TSMC進出で脚光 渋滞緩和に期待も…熊本ー大津の開通時期は未定
TSMC進出の菊陽町、通勤の車の抜け道利用で事故倍増 人口増で渋滞…生活道路進入が恒常化 道路整備も追い付かず
