竹原牧場のフジバカマに飛来したアサギマダラ＝阿蘇市
長距離を移動するため「旅するチョウ」の愛称で知られるアサギマダラが2日、阿蘇市西町のモーモーファーム竹原牧場（竹原憲一会長）に飛来した。水色の羽を羽ばたかせて優雅に舞っている。
羽を広げると幅約10センチの大きさで、東アジアや東南アジアに生息する。竹原会長（76）によると、同牧場では3年前から毎年10月ごろに見られるようになったという。
この日、2匹が同牧場にあるアサギマダラが好むフジバカマの花畑に姿を現した。一つの花に数分間とどまり、旅の疲れを癒やしているよう。竹原会長は「花が咲き終わる今月中旬までは見られるはず」と話した。同牧場は入場無料。（小田喜一）
