masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

地下水育む田んぼ、秋の実り くまTOMOサポーターらが稲刈り

地下水育む田んぼ、秋の実り くまTOMOサポーターらが稲刈り 熊本・阿蘇水掛の棚田 
熊本日日新聞 | 2023年10月14日 13:49


鎌で稲を手刈りし、掛け干しする参加者ら=14日、阿蘇市

真剣な表情で稲を刈る参加者
 水田を維持して地下水のかん養につなげる取り組みが続く、阿蘇市山田の「阿蘇水掛の棚田」で14日、県内に拠点を置く企業の社員とその家族ら約200人が参加して稲刈りがあった。参加者は、黄金色の穂が垂れた稲を鎌で刈り、秋の実りを実感した。

 棚田は約3ヘクタールあり、地下水保全耕作放棄地の解消を目的に公益財団法人「肥後の水とみどりの愛護基金」(熊本市)が2011年から管理。うち約2ヘクタールで肥後銀行NTT西日本熊本日日新聞社など13社が田植えと稲刈りをしている。同基金によると、昨年は田植えから約4カ月間で約20万トンの水をかん養したという。

 この日は4社から参加した。SDGs(持続可能な開発目標)推進の一環としてコメ作りに取り組む熊日の水田(約4㌃)には、くまTOMOサポーターの親子連れら20人が参加し、刈った稲をひもで束ね、竹で組んだ棚に掛け干しした。13社による稲刈りは15日まで続く。

 家族3人で作業した城西小3年の木村あきさん(9)=熊本市西区=は5月の田植えにも参加。「コメがここまで大きくなってすごい」と笑顔だった。(植山茂)