masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

東海大生、震災教訓ともす 熊本・南阿蘇村に灯籠、住民と交流も

東海大生、震災教訓ともす 熊本・南阿蘇村に灯籠、住民と交流も
熊本日日新聞 | 2023年11月13日 18:44

火がともされ、メッセージが浮かび上がった三角すいの紙灯籠=12日、南阿蘇

 2016年の熊本地震を機に結成した東海大の学生団体「阿蘇の灯[あかり]」が12日夕、震災時に農学部の学生が暮らしていた熊本県阿蘇村黒川地区で、三角すいの紙灯籠に火をともす「灯物語[あかりものがたり]~環[わ]」を開いた。震災の教訓を後輩に伝え、住民との交流の場にしようと開いており7回目。

 阿蘇の灯のメンバーを中心に、東海大生が紙灯籠約450基を制作。地元の小中学生や「熊本地震震災ミュージアム KIOKU[きおく]」の来館者が書いたメッセージを貼った。

 

紙灯籠は、会場の旧長陽西部小グラウンドに並べられ、午後5時ごろ、団体メンバーや住民たちがろうそくに点火。オレンジ色の光が「当たり前の日常を大切に」や「みんな元気に笑顔で!」などの言葉を照らし出した。

 阿蘇の灯代表で農学部3年の松尾翔琉さん(21)は「新キャンパスが開設して訪れる機会は減ったが、灯物語を通して、震災を風化させずに住民とのつながりも大切にしていきたい」と話した。(小田喜一)