masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本空港が、空港の運用時間を1時間延長する方向で調整

熊本空 熊本県と、熊本空港を運営する熊本国際空港(益城町)が、空港の運用時間を1時間延長する方向で調整を進めていることが21日、関係者への取材で分かった。現在、航空機が離発着できる時間帯を午前7時半~午後9時半の14時間としており、午後10時半までに延ばす。

 熊本空港では国際線の就航が相次いでおり、国際航空貨物専用の施設を整備する動きも出ている。運用時間の延長で、さらなる路線誘致や貨物の取り扱い強化につなげる狙いがあるとみられる。

 県は10月にまとめた「新大空港構想」で運用時間の見直しを含め、機能強化を進める方向性を示していた。運用時間の延長が実現すれば午後8時半から現行の同9時半になった2000年以来となる。

 県は運用時間延長の早期実現に向け、年内に空港周辺の熊本、大津、菊陽、西原、益城の5市町村それぞれに説明の機会を設けるなどして合意形成を図る構え。熊本国際空港は「現時点で具体的に進めている話はない」としている。

 関係者によると、熊本空港の運用時間を巡っては14年に国際線の就航を目指していた航空会社からの打診を受けて、周辺自治体の間で運用時間を1時間延ばす議論が水面下で進行。しかし、航空会社の就航計画がなくなり、議論が立ち消えになっていた。また、05年には日本航空の関連会社が深夜定期貨物便の就航を計画。周辺住民が騒音問題を懸念し、白紙になった経緯もある。

 運用時間の変更には、航空会社のニーズと地元の合意を踏まえて、国土交通省に届け出て、承認される必要がある。国交省によると、届け出から承認まで通常、半年以上を要するという。(立石真一、内田裕之)港の運用時間を延長へ 現行から1時間延長、午後10時半までに 県、熊本国際空港が調整進める