県内のビジネスホテルの稼働率 ８割超 全国１位に
12月28日 18時26分
海外からの観光客など熊本を訪れる人が増えていて、県内のビジネスホテルの稼働率はことし９月に８割を超え、全国の都道府県のなかで最も高くなりました。
観光庁によりますと、ことし９月に熊本県内の旅館やホテルに宿泊した人はのべ６８万８７１０人でした。
新型コロナの影響が出る前の２０１９年の９月と比べると１５.７％増加しています。
宿泊施設の客室稼働率は６５.３％で全国平均を上回っていて、特にビジネスホテルの稼働率は８２.５％と、全国の都道府県のなかで最も稼働率が高くなりました。
インバウンドが好調で、県内に宿泊した人のうち外国人はのべ７万５４００人と、２０１９年の９月と比べて３２.５％増加しました。
台湾からの客が最も多くおよそ２万６０００人、韓国がおよそ１万６０００人、香港がおよそ６０００人などとなっています。
県の観光振興課は「ＴＳＭＣの進出が決まり、台湾で徐々に熊本の認知度が高まっていることや、熊本空港の国際便の就航でインバウンドが増えている。今後も誘客に力を入れていきたい」としています。
