masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

能登半島地震支援 防寒アイテム非常食の需要高まる

能登半島地震支援 防寒アイテム非常食の需要高まる
 能登半島地震の被災地に支援の輪が広がる中、現地の厳しい寒さに対応するための防寒アイテムなどの需要が高まっています。

シェルパ 山本康介さん)
「持ち運び簡易な山岳用の寝袋、これだけだと底冷えするので温かいマットをセットで購入されている方が多いです」

熊本市でアウトドア用品などを扱うシェルパ。店内には防寒アイテムや非常食が並んでいます。購入しにくるのは…

(山本さん)
「被災地の方に支援で行かれる医療関係の方や、公的機関の方が行きますということで」

寝袋や非常食を求める問い合わせが増えていて、仕入れを増やして対応しているということです。
元日に発生し、甚大な被害が出ている能登半島地震。18日までに232人の死亡が確認されていて、今も多くの人たちが避難生活を余儀なくされています。

県内の自治体などからも、被災地へ職員らが派遣され、雪が降り積もる環境下で、支援活動が続けられています。厳しい寒さ中での作業では、速乾性のインナーやダウン製品などを着用し、全身を保温することが重要だといいます。
今後、受け入れが始まっていくボランティアによる支援、その準備に対する問い合わせなども…

(山本さん)
「直接行かなくても、非常食をまとめて購入して送る方もいるし、今からボランティアに行かれる方は、自分で食品を確保して支援にいくとうことで問い合わせがある」

非常食は近年、バリエーションが増え、定番のアルファ米のほか、水を使わなくても食べられるリゾット、うどんなどの麺類などに人気が集まり、被災地へ送られているということです。

熊本市 大西一史市長)
熊本地震と比較しても、家屋の倒壊等々の被害は、相当大きなものだと報告を受けています」

これまでにのべ83人の職員を被災地へ派遣し、避難所運営や給水などの支援を続ける熊本市。大西一史市長は18日の会見で、改めて被害の深刻さを語りました。

(大西市長)
「(道路の状況を見ても)これは果たして1カ月、2カ月で通れるようになるのかというのは、かなり疑問の場所もありますので、そういう意味では長期化が避けられない」

そのうえで今後のボランティアの必要性について、市民に呼びかけました。

(大西市長)
「発災直後よりも、これから段階的にボランティアの数が必要になってくると思いますので、これから夏までの間に、ぜひ多くの皆さんに能登の方にボランティアに行ける方はぜひ行っていただきたい」

石川県災害対策ボランティア本部のホームページによると、石川県内の10の自治体の社会福祉協議会では、災害ボランティアセンターを設けて、ボランティア活動の調整を行っています。
いずれも道路状況や衛生面が整っていないことから、一部、現地の住民に限ったボランティアの募集を開始していますが、県外からのボランティアの募集はまだ始まっていません。
希望者には、事前登録を進めるように呼び掛けられています。ただ、石川県の馳知事は、道路の復旧などのインフラの状況を見極めながら、今週中にもボランティアの受け入れ時期を判断したいとしています。
2024/01/19のニュース