masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

【被害状況 22日】石川県内で死亡確認 233人



【被害状況 22日】石川県内で死亡確認 233人
2024年1月22日 19時27分 

元日に起きた能登半島地震から22日で3週間です。震度7の揺れを観測した石川県では、県内で死亡が確認された人の数は22日午後2時の時点で21日から1人増えて233人となっています。

このうち、「災害関連死」の疑いのある人が1人増えて15人となりました。

市町ごとにみますと
珠洲市で99人
輪島市で98人
穴水町で20人
能登町で8人(+1)
七尾市で5人
志賀町で2人
羽咋市で1人となっています。

このうち、「災害関連死」の疑いは、
珠洲市で6人
能登町で6人(+1)
輪島市で3人のあわせて15人(+1)となっています。

内閣府によりますと、「災害関連死」は、地震の揺れや津波などによる直接的な被害で亡くなるのではなく、その後の避難生活などで病気などが悪化したり体調を崩したりして、命が失われるケースを言います。また、重軽傷者は、県内全体で1173人(+3人)にのぼっています。

石川県が死因を公表 家屋の倒壊が100人(22日午後2時)
能登半島地震で、石川県が22日までに死因を明らかにしている114人のうち100人は家屋の倒壊によるものでした。

石川県によりますと、能登半島地震で亡くなった人は22日午後2時の時点で、233人となっています。
珠洲市で99人、
輪島市で98人、
穴水町で20人、
能登町で8人、
七尾市で5人、
志賀町で2人、
羽咋市で1人です。

このうち、県は遺族の同意が得られた114人の氏名や年齢などを公表しています。
▽10歳未満が3人、
▽10代が4人
▽20代が2人、
▽30代が2人、
▽40代が6人、
▽50代が11人、
▽60代が17人、
▽70代が26人、
▽80代が28人
▽90代が14人、
▽100歳以上が1人です。

114人のうち少なくとも79人は、65歳以上の高齢者でした。

また、このうち111人については死因を公表していて、
▽家屋の倒壊が100人、
▽土砂災害が8人、
▽災害関連死の疑いが2人、
津波が1人となっています。

母親と兄をなくした男性 “苦しかったなと声をかけたい”
能登半島地震で倒壊した住宅の下敷きになり、90代の母親と70代の兄をなくした男性が取材に応じ、「つらかったな、苦しかったなと声をかけたい」と思いを語りました。

珠洲市宝立町の沿岸部にある鵜飼地区に住んでいた舩本榮子さん(94)と長男の才一さん(72)は、能登半島地震で倒壊した自宅の下敷きになり、亡くなりました。

近くに住む榮子さんの次男の悦司さん(68)によりますと、1月1日に地震が起きたあと、倒壊を確認したため警察と消防に連絡しましたが順番待ちの状態で、5日まで救助活動は始まらなかったということです。

結局、榮子さんは5日に台所で、才一さんは6日に居間でそれぞれ見つかりました。津波による浸水があったため遺体はぬれていたということです。

悦司さんは後日、2人は圧死だったと警察から連絡を受けました。

悦司さんは「下敷きになったあと、津波で溺れていたらかわいそうだなと思ったのですが、2度も苦しんだ訳ではないことが分かり、少しほっとしました」と話していました。

遺体は悦司さんの自宅の庭に安置し、葬儀と火葬は12日に金沢市で行いました。悦司さんはみずから運転し、7時間かけて2人を運んだということです。

悦司さんは「2人の遺体を車に乗せたあと『3人で行くぞ』と声をかけ、これが最初で最後の3人でのドライブだと思って行きました。道も悪かったですが、2人がなるべく揺れないよう気を使いながら運転していました」と振り返りました。

才一さんは寡黙でマイペース、榮子さんは忍耐強く優しい人柄だったということです。

悦司さんは「何をするにも反対せずに応援してくれて、孫も本当にかわいがってもらい、おばあちゃん子に育ちました。つらかったな、苦しかったなと声をかけたいです」と思いを語りました。

安否不明(午後2時現在) 22人の氏名などを公表
石川県能登地方を震源とする地震で、県は、22日午後2時の時点で、安否が分かっていない人として、22人の氏名や年齢などを公表しました。

21日公表された22人と同じで県は広く情報の提供を求めています。

今回の地震では、救助や捜索活動が続く一方、石川県内でどれだけの人が被害にあったのかは依然、分かっておらず、県は、被害を受けた地域にいたとみられる人の所在の確認を進めています。

県は、22日午後2時の時点で、家族や親族などからの情報をもとに、自治体を通じてまとめた安否が分かっていない人、あわせて22人の名前、住所、性別、年齢を公表しました。

21日公表された22人と同じで自治体ごとの内訳は、
輪島市が18人、珠洲市が4人です。

年齢は、36歳から97歳となっています。

県は、この中には、転居などで連絡が取れないものの無事だった人が含まれている可能性もあるとして、広く情報の提供を求めています。

連絡先は石川県危機対策課、076-225-1306です。

避難 1万5378人(22日午後2時)
石川県によりますと、避難所に避難している人は、22日午後2時の時点で、469か所で合わせて1万5378人となっています。

自治体別にみると、
金沢市が3か所で27人
七尾市が26か所で1394人
輪島市が108か所で3683人
珠洲市が46か所で1919人
羽咋市が1か所で55人
かほく市が1か所で20人
津幡町が1か所で17人
内灘町が3か所で97人
志賀町が34か所で1041人
宝達志水町が1か所で23人
中能登町が2か所で39人
穴水町が38か所で1625人
能登町が56か所で1225人となっています。

また、別の市や町から避難して来る人を受け入れる17か所の「広域避難所」などに避難しているのは合わせて1020人です。

被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」に避難している人は3か所で合わせて343人です。

このほか旅館やホテルなどの「2次避難所」に避難している人は129か所で合わせて2850人です。