雪景色の中を走り高森駅に到着 南阿蘇鉄道の新型車両お目見え【熊本】
2024.01.24 19:00
熊本地震で被災し去年7月に全線再開した南阿蘇鉄道に新しい車両が導入されました。
新型車両には『南鉄』のロゴマークが力強く描かれ、24日は雪景色の中を走り高森駅に到着しました。
【岡崎宣彰記者】
「こちらは立野駅です。雪景色の中、南阿蘇鉄道の新型車両が高森駅へ向かいます」
ディーゼル機関車に引っ張られ、南阿蘇鉄道 立野駅のホームを出発したのは、南阿蘇鉄道の新型車両です。
熊本地震で被災し去年7月に全線再開した南阿蘇鉄道は、現在の車両の老朽化や、JR豊肥線への乗り入れのために去年から新型車両を導入しています。
今回導入する新型車両は新潟トランシス製『MTー4000形』で、新潟から線路を使って輸送され、1月21日の出発から4日間かけて熊本にやって来ました。
車体には、『南鉄』のロゴの『N』のマークが力強く描かれ、営業開始の『1986年』と合わせて、全線再開した『2023年』の文字も記されています。
新型車両にとって初めて走る阿蘇は、一面真っ白な雪景色でした。
【大分の鉄道ファン】
「なかなか九州でこういう(雪)景色は見られないので、レアな日に走ってくれてよかった」
【東京の鉄道ファン】
「1月21日に新潟から出発するのを撮って、熊本に追いかけてきた。熊本の雪は珍しいので、それと絡められたので良かった」
南阿蘇鉄道によりますと、24日高森駅に到着した新型車両は、早ければ2月から営業運転を行う予定です。