masami71の日記

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トロッコ列車、今年も出発! 熊本地震で被災した南阿蘇鉄道

トロッコ列車、今年も出発! 熊本地震で被災した南阿蘇鉄道 7月15日の全線開通後は高森ー立野間で
熊本日日新聞 | 2023年3月19日 08:23

今季のトロッコ列車の運行開始をくす玉を割って祝う高森保育園の園児ら=高森町
2016年の熊本地震で被災し、高森(高森町)─中松(南阿蘇村)の部分運行が続く南阿蘇鉄道は18日、観光トロッコ列車「ゆうすげ号」の今季の運行を始めた。
11月まで続き、7月15日の全線開通後は7年ぶりに高森─立野(同村)を走る。
高森駅であった出発式では、高森保育園の年長児14人が「線路は続くよどこまでも」などの歌を披露し、浅見心春ちゃん(6)が出発合図をした。
乗客120人は開放的な客車から田園風景を眺めながら、7・1キロの鉄路を楽しんだ。
全線開通後は17・7キロで運行し、白川の渓谷を見下ろす高さ約60メートルの第一白川橋りょうや、北向山原生林などの見どころが復活する。
22年度のトロッコ列車の乗客数は、新型コロナウイルス禍の影響が大きかった前年度の1・5倍となる約5万2千人を見込む。特に行楽シーズンの4、5月は約2倍、8月は3倍近くと好調だった。
今季は4月9日まで毎日4往復し、4月15日から7月2日までは土日祝日に2往復する。全線開通後の運行スケジュールは未定。運賃は片道800円(3歳から小学生460円)、往復1400円(同810円)。(植山茂)
見送りの人たちにトロッコ列車から手を振る高森保育園の園児ら=高森町