masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城備前堀の発掘調査 どのようにして石垣積まれたのか判明【熊本】    


熊本城備前堀の発掘調査 どのようにして石垣積まれたのか判明【熊本】    
 2024.02.08 19:00

熊本地震で被災した熊本城。備前堀横の石垣の復旧作業に向けて発掘調査が行われています。調査では、どのようにして石垣が積まれたのかが新たに分かりました。

【前田 美沙希 記者リポート】
「水が抜かれた備前堀では石垣の復旧工事に向け、発掘調査が行われています」

熊本城内の唯一の水堀、備前堀では、去年11月から石垣復旧のための調査に向け水を抜く作業を開始。約1カ月後に水が抜けて底が見えるようになり、発掘作業が始まりました。

1988年に石垣の改修工事が行われた場所で、石垣の根元部分がどのような構造になっているかの調査が行われています。

8日は、熊本市の熊本城調査研究センターが報道陣に発掘現場を公開。

今回の調査で、地盤を掘って空間をつくる『根切り』をしてから石垣の一番下の部分にあたる『根石』が据えられていたことが確認されました。

そして新たな発見として、備前掘の石垣には『根石』の下に『栗石』が敷かれている場合と敷かれていない場合があることが分かりました。

【熊本城調査研究センター網田龍生所長】
「基礎構造を確認することで特別な補強が必要なのかどうかや、修復する場所より下の部分の状況を確認することで全体の強さや構造をしっかり記録できる」

熊本城の石垣の基礎工事の様子が確認できたのは、昨年度行われた宇土櫓の空堀の発掘調査に続き、2例目。

備前堀横の石垣の復旧工事は2028年度に完了予定です。

熊本市では、一般の人に向けた現地説明会を、2月10日に行う予定です。