JAL社員が野焼きに挑戦、草原保全を学ぶ 熊本県阿蘇市
熊本日日新聞 | 2024年2月17日 12:48
野焼きの炎を消す日本航空の社員ら＝17日、阿蘇市
日本航空（JAL）のグループ社員が17日、熊本県阿蘇市の公益財団法人阿蘇グリーンストックが管理する同市波野の草原（4・5ヘクタール）で野焼きを体験した。
日本航空熊本支店が阿蘇地域の草原保全に貢献しようと、社員向けに初めて企画した1泊2日のツアーの一環。主に九州で勤務する18人が、前日に野焼きの意義や作業に参加する際の安全講習を受けて臨んだ。
社員たちはベテランの野焼き支援ボランティアらに指導を受けながら、火消し作業に挑戦。炎が近くの野草に飛び火すると、急いで駆けつけ、火消し棒で延焼するのを防いでいた。
副操縦士の男性（26）＝横浜市＝は「炎の熱も音も想像以上の迫力で驚いた。空から見ていた草原が野焼きで守られていることも分かり、ボランティアにも積極的に参加したい」と話した。（小田喜一）
