梅雨のような激しい雨 交通機関や停電も【熊本】
2024.02.21 19:00
21日は、雷鳴やたたきつけるような雨に驚いた方も多いかもしれません。
2月だというのにまるで梅雨のような激しい雨を観測した所もあり、停電や交通機関への影響も出ました。
【西村 勇気 アナウンサー】「午後2時半を回りました。浜線バイパスです。ワイパーが利かないくらい大粒の雨に変わっています」
九州付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の状態が非常に不安定となっています。
このため県内では、南阿蘇村で午前11時30分までの1時間に45ミリの激しい雨を観測するなど県内9つの地点で2月の観測史上最も多い1時間雨量を記録しました。
【渡辺 俊一朗カメラマン】
「排水口のふたが外れて水があふれだしています」
【街の人】
「今日の雨は、半端じゃない」
「雨が降っていました。どしゃぶり」
「雷が鳴るたびに耳をふさいだ」
この雨の影響で、空の便では、熊本空港を発着する熊本と大阪を結ぶ便など計5便が欠航。
鉄道では、JR豊肥線で午前11時ごろから肥後大津駅と豊後竹田駅の間で運転を見合わせています。
三角線では、三角駅構内の信号が変わらないトラブルがあり、列車に運休や遅れが出ました。雷が原因とみられていて、JR九州が詳しい状況を調べています。
九州電力によりますと、雷の影響で県内で最大およそ860戸で停電が発生したということです。
活発な雨雲は熊本県から次第に抜けつつありますが、あと数時間は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や落雷、激しい雨などにご注意ください。