ミニ鳥居くぐって無病息災を願う 熊本県宇土市・粟嶋神社で春季大祭
3/2(土) 8:15配信
粟嶋神社のミニ鳥居をくぐる地元の園児＝1日、宇土市
ミニ鳥居で知られる熊本県宇土市新開町の粟嶋神社で1日、春季大祭が始まり、参拝者が無病息災を願って縦横30センチの鳥居をくぐった。3日まで。
粟嶋神社では医薬や国づくりの神様「少彦名命［すくなひこなのみこと］」を祭る。鳥居くぐりは1814年に信仰で病を治した人が鳥居を奉納したのが始まり。厄よけや子宝にも御利益があるという。大祭中は金色や宇土市特産の馬門石で作られた鳥居など計7基を設置している。
この日は、地元の保育園児や観光客らが腹ばいになって頭から鳥居をくぐっていた。数十年ぶりにくぐったという宇城市の無職の男性（74）は「子どもが小さい頃に来て以来。腰の調子が良くなるように願った」と話した。（古東竜之介）
