陸上自衛隊 第８師団のヘリ墜落事故 エンジン２基出力低下が原因か【熊本】
2024.03.04 19:00
去年４月、沖縄県の宮古島沖で陸上自衛隊第８師団のヘリコプターが墜落し、乗っていた１０人が死亡した事故について、墜落したヘリに搭載されていたエンジン２基の出力が相次いで低下し、事故につながったとみられることが分かりました。
去年４月、沖縄県の宮古島沖で、熊本に司令部を置く陸上自衛隊・第８師団のヘリコプターが墜落し、乗っていた坂本雄一第８師団長（当時）を含む１０人が死亡しました。
関係者によりますと、自衛隊の事故調査委員会がヘリのフライトレコーダーの分析などを進めた結果、２基のエンジンのうち、まず右側の出力が徐々に低下して喪失。続いて、左側の出力も低下したということです。
エンジンに異常が起きた場合、１基でも機能していれば飛行は可能とされていますが、２基とも出力が低下したため、高度を保てず墜落したものとみられています。
陸上自衛隊は３月中にも調査報告書を公表する見通しです。
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