非常に激しい雨 3月としては記録的な雨に【熊本】
2024.03.24 17:00
24日の熊本県内は非常に激しい雨を観測したところもあり、3月としては記録的な雨となりました。
九州付近に停滞している前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだことで、大気の状態が非常に不安定となり、天草市本渡では午前6時25分までの1時間に57ミリの非常に激しい雨を観測しました。
【原田 光應 カメラマン】
「国道横の歩道に濁流が流れ込んで川のようになっています」
降り始めからの雨量はほとんどの地点で100ミリを超え、五木村では200ミリを超えるなどこの2日間で平年の3月1カ月に降る雨の量を超えたところもありました。
【堂前 泉紀 記者】
「熊本市中央区です。崩れた土砂で電柱やフェンスはなぎ倒され、車も埋もれてしまっています」
熊本市中央区の県立美術館・分館の駐車場では法面が崩れて、土砂がフェンスを倒し、止まっていた車の所まで流れ込みました。けが人はいませんでした。
大雨の影響で、交通機関にも影響が出ました。JR九州によりますと、豊肥線の肥後大津から宮地、三角線の宇土から三角で一時、運転を見合わせ、このほかの一部区間でも遅延が発生しました。
また、熊本市東区江津の通称『東バイパス』では信号機が故障し、警察が交通整理を行っていました。
このあと、25日にかけて、雨は小康状態となる見込みですが、26日にかけて、総降水量がさらに増える可能性があります。最新の気象情報をご確認ください。