masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

落合恵子の絵本の時間」で『さよなら を いえるまで』

朝方は涼しくなりましたけど、昨日は30.9度になり、体調が
おかしく、秋バテでしょうね。
今朝は「落合恵子の絵本の時間」で『さよなら を いえるまで』
マーガレット・ワイルド:文 
フレヤ・ブラックウッド:絵
石崎洋司:訳
でした。

ある日突然、事故で愛犬を失う主人公の少年ハリーのお話。
ハリーは犬のジャンピーが大好き。
毎日遊んだり、騒いだりしていました。
でも、ある日ジャンピーは事故で亡くなってしまい・・・。
愛犬・ジャンピーの交通事故死を受け容れられない、受け容れたく
ないという主人公・ハリーの思いが強く伝わってきました。
受け容れてしまうと、何かの間違いだったのだという、かすかな希望を
も断ち切ってしまうことになる。
すると夜更けにジャンピーが帰ってきます。
ハリーの話を信じ、気持ちを汲んでくれるお父さん。
死を認めない限り、ジャンピーは彼のもとを夜な夜な訪れてくれる。
けれども…。最終的にジャンピーの死を認めたハリーの心。
少年のやり切れない思いが一層迫る。
最後にそっと告げた「さよなら」。
ハリーが「さよなら」を言って、愛犬ジャンピーのお墓に祈りを捧げ
られるようになって本当に良かったです。
ジャンピーとの思い出を胸に、ハリーは一歩踏み出しました。
大人に近づくのって何だか切ないですね。
心に響く絵本でした。
ただ、このお話にお母さんがいないのがカギですね。
もし、お母さんがいたらハリーはもっと違ったのかも。
私も20年以上前に犬を飼ってましたけど、私の場合は忙しくて、
知人に譲ってしまいました。
今でも良かったのか、悪かったのか・・・・
5年後に犬の死亡の知らせを受けて、むなしい思いでした。
ビーグル犬の「コロちゃん」悪いことをしてしまった。